2012年11月27日火曜日

コメントありがとうございます!

ご無沙汰でございます!
ivote副代表のほりかわです。

とうとう衆議院議員選挙ならびに東京都知事選挙が12/16にあるじゃん!ということで、
今日からivoteメンバーが毎日自分の思いや考えなどをブログで発信していこうと思います!

ここ最近のivoteは新メンバーも絶賛増加中で、初登場のメンバーも何人かいますが、
自己紹介も含めて毎日更新していきますので、よろしくお願いしますー!

ということで改めまして、トップバッターは副代表の堀川雄太郎です!
自分がivoteに入ったのは今年の3月。副代表として活動し始めたのは8月。
そして選挙が行われる12月がもうすぐやって来る。
ということで、入った当初はここまで激動の約9ヶ月を過ごすとは思いもよらなかったのですが笑、
せっかく選挙があるので、若者が投票に行くきっかけを作るべく、メンバー皆で色々とおもしろいことを仕掛けたいと思ってます。
詳しくはまた他のメンバーが話してくれると思うので、乞うご期待…!


今日はちょっと「投票」のルールについて書こうかなと思います…。
実はわたくし今回の選挙が何気に初なのですが(去年の8月に20歳を迎えて以来初めての選挙なので…)、
意外と知らない「投票」のルールって結構あるんです。

普通は、選挙前になると投票所入場券が届き、それを持って期日前投票または投票日に投票へ向かいます。
でも入場券が届くのは、各市区町村の「選挙人名簿」に登録されている人のみです。

「選挙人名簿」に登録されているのは、3ヶ月以上その市区町村に住民基本台帳に登録されている人で、
住民基本台帳と別の場所に住んでいる人は、現在住んでいる場所で投票ができません…!

例えば、
『地方から大学進学とともに上京してきた』
『就職してから最初の勤務先が地方で、単身赴任で働いている』
なんてよくある話ですが、転入届を出して住民票を移してから3ヶ月以上経ってなければ、住んでいる場所での投票ができないのです。

たとえ実家を離れて暮らしている人でも『住民票移せば投票できる』という話はよく聞きますが、
��ヶ月経っていなかったら投票できないですし、住民票を移すのって奨学金の手続き上けっこう移しにくかったりします。
地元に帰れば勿論投票できますが、そのために地元に帰るのも中々おっくうな話です。

では、住民票と違う場所に住んでいる人は、その市区町村で投票することは不可能なのかーー!
と言うと、実はそんなことはありません。

「不在者投票」という制度があり、これを用いれば、住民票の移動をせずに今自分が住んでいる場所で投票できます。
不在者投票は、告示日の翌日から投票日前日まで有効な投票制度です。

まずは、自分が選挙人名簿に登録されている選挙管理委員会に郵便を送るまたは電話をかけ、
投票用紙・投票用封筒を請求します。

これらが届くと、近くの市区町村の選挙管理委員会へ持って行きます。
そこの不在者投票記載場所で、投票用紙に記入をし、封筒に入れ、署名などをします。
そして立会人の署名を受けて、不在者投票管理者に提出し、投票完了です。


とまあこんな感じで、「不在者投票」という制度を用いれば、住民票を移していなくても投票はできます。
しかし、この「不在者投票」、どうですか?
正直めちゃめちゃ面倒です!

投票用紙をネットでダウンロードできたり、近くの選挙管理委員会で請求できればまだしも、
わざわざ2つの選挙管理委員会へ連絡したり赴いたり、というのは中々に面倒な話です。
ここまで手続きを要すると、選挙人名簿に登録されていない場所に住んでいる人は、政治にある程度関心がない限り投票しようとは中々思えないと思います。
��逆に、こんなに面倒だから投票には行かないという言い訳にもなりますよね…)

っていうかそもそもこんなの知らない!って人も多いんじゃないかなと思います。
実際自分も友達に、
『わたし年齢的に今回の選挙から投票できるんだけど、奨学金の手続きの関係で住民票移してないから投票できないのかなー?』
と尋ねられ、質問に答えるべく調べるまでは知りませんでした…!

若い人の投票率が低いことに、このような「投票」のルールが影響している部分は少なからずあると思います。
もちろん、多少手続きが面倒でも「不在者投票」を行いたい!という人にはぜひぜひ行ってほしいですが、
「ルール」を変えることも必要になってくるのかなーと思ったり。
この記事のタイトルにハッシュタグをつけてる、「One Voice Campaign」(インターネット選挙運動解禁)にも、(投票じゃなくて選挙ですが)通じるところはあるのかなと思います。

という感じで、わりと本気で真面目なブログになってしまいましたが、
アツく語りたいと手が止まらなかったので、身を任せました…!

ivoteは選挙に関する情報やキャンペーン、イベントをどしどしどしどし打ってくので、
ぜひぜひ要チェックの方をお願いします!
以上、ほりかわでしたー!

2 件のコメント:

  1. SECRET: 0
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    僕も以前より、大学生で住民票を移していない人は投票に行けないのか→そこが解決できれば若い世代の投票率はあがる! と問題意識を持っています(特に地方の大学で県外出身者)。
    記事に書いてある件について、勝手ながらこの記事を紹介させていただき選挙管理委員会の方に『可能かどうか、可能であれば手続きの具体的方法は?』問い合わせたところ下記の回答をいただきました。有益な情報なのでシェアします
    ////////////////////
    中西 様
    お世話になっております。
    不在者投票制度につきましては、下記の総務省ホームページをご参考ください。
    【総務省】
    http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo05.html#chapter2
    中西さんの意図は、十分理解しております。
    その上での回答となるのですが、
    「不在者投票制度」は、あくまで選挙人の転出等に対応するため、設けられた制度です。
    例えば、私が東京に転勤し、住民票の転入届を行った場合、
    東京で選挙人名簿に登録されるには、3ヶ月の居住期間が必要となります。
    また、私が大分で登録されていた選挙人名簿からは、
    転出届から4ヶ月後に、自動的に抹消されることとなります。
    この間に、例えば国政選挙が執行された場合、
    私は東京で投票が行えないので、元居住地の大分の選挙管理委員会に対し、
    不在者投票を請求することとなります。
    このように転居に伴う選挙権の行使を確保するため、不在者投票が活用されることとなります。
    次に、中西さんが考えられている住民票を地元に残した大学生の対応についてですが、
    公職選挙法では、住所は生活の本拠が置かれた場所と解釈されています。
    大学生の場合、生活の本拠は地元ではなく、あくまで学生生活を行っている場所です。
    それにもかかわらず、住民票を異動させず、選挙権を行使していない状況にあるということです。
    この場合、不在者投票の請求は可能ですが、住民票のある市町村選挙管理委員会が実態を照会し、
    投票事由に該当しないと判断する可能性が高いと思います。
    つまり、大学生は住民票を移すことが、選挙権を行使するための最良の措置ということです。
    中西さんのご意見が可能であれば、投票率は上昇するでしょうが、
    地道に住民票の異動を呼びかけていくしかないですね。
    頑張っていきましょう!!!
    ////////////////////

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  2. SECRET: 0
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    中西さん、コメントありがとうございます!
    学生団体ivote副代表の堀川です。
    中西さんも、同じような問題意識を持たれていると聞き、やはり地方出身の大学生が住民票を移さないために投票できず、結果として若い人の投票率が低い一因となっているのだと改めて感じました。
    そして、この記事について選挙管理委員会に問い合わせてくださったのですね。ありがとうございます。
    興味深く拝見致しました。
    選管の見解としては、「投票したいのなら住民票を移すしかない」ということなのでしょうか。
    たしかに不在者投票は選挙人の転出のために設けられた制度ですが、だからといって地方から出てきた大学生に適用しないのかというと、どうしても自分の中では?が出てきます。
    実際に僕の友人もそうなのですが、一人暮らしをしている学生は奨学金を借りている場合が多く、一度登録した住民票を移して、奨学金を再登録するのは中々難しく、手続きも複雑だと聞きます。
    現に、僕が出会った学生で、投票に行かない理由として、「住民票を移していない」というのはよく耳にします。
    勿論、奨学金の理由だけでなく、大学を出たら地方に戻るつもりの学生も多いと思いますし…
    若い人の投票率低下が叫ばれている中で、今の制度は本当に若い人にとって最適な制度かというと、そうではないと思います。
    住民票についてもそうですし(ただ現状は現状なので、現状に基づいた呼びかけは行います。)、インターネット選挙運動の解禁も含め、行政へもアプローチしていきたいと思います。
    長文すみません。
    コメントありがとうございました!
    これからもよろしくお願いします!
    堀川

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