2011年1月13日木曜日

ハラケンのつぶやき~参院選投票率に思うこと~

今さらながら明けましておめでとうございます。
昨年は色々な方に色々なかたちでお世話になり、感謝しています。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、新年一発目!
今回は今さらながら、昨年の参議院議員選挙について書こう。

投票率どれぐらいだったか覚えてる?
全体の投票率が59.93%
その前回の2007年に行われた参院選の時の60.15%に比べると
わずかではあるけど、投票率が下がった。

2007年の選挙ってのがどんな選挙だったかを少し思い返してみる。
2007年当時は自民党安倍晋三内閣。
選挙結果は民主党の圧勝。民主党が参議院の第1党に躍り出る。
与党である自民党・公明党は衆議院で3分の2以上の絶対多数を維持している。
ねじれ国会ではあるが、衆院で再議決を行えば予算は通る。
そんな選挙。
自民党の敗因としては「消えた年金」「閣僚の不祥事」等と言われた。

そんな選挙でした。

そして昨年の選挙。
ご存知の通り菅直人内閣。
2009年の政権交代後の初の国政選挙
選挙結果は自民党が勝ち、民主党は改選第2党へ。
与党は参議院で過半数割れを起し、衆議院でも3分の2に届かない状態。
完全なるねじれ国会となった。

去年はそんな感じ。

さて、この2つの選挙に関して取り上げたいことは投票率に関して。
冒頭にも書いたように、全体の投票率は微減。
ざくっといえば2007年の時の方が有権者の興味が高かったってこと。

で、年末にやっと2010年の選挙の世代別の投票率が出た。
この結果が驚くべきものだったんだ!
各階層別にみると、65~69歳の投票率が最も高く、78.45%
20~24歳の投票率が最も低く33.68%
ここだけ見るといつもどおり。

ここからが驚くべき部分。
20~24歳の投票率。前回の2007年の選挙では32.82%。
なんと20~24歳の投票率、前回の参院選より上がった!!
しかも全体の投票率は下がっている状況下でだよ!!


ここからは私見ではあるが、
いままでの選挙では、社会と接点が増え、何らかの組織に属したり、守るべき家族ができたり、定年を迎え年金生活者になったりと様々な要素により、政治への関心・要求が高まり自らの利益になる政策を求め投票を行うパターンが多かった。

そのためそれらの投票者に対して利益を眼に見える形で提供できた与党自民党の1党支配が続いた。
しかしながら日本経済が不安定になり与党が投票者に対して利益を与えられなくなると、新たな可能性を求め民主党へ投票する。
そして、その民主党も期待はずれだと判断すると「投票に行くこと」のインセンティブが失われ投票に行かない。

こんな状況だったと思う。

ただ、今回の結果を見る限り、若者は気付き出している
声を挙げないことが1番駄目なことであること。
自らの世代苦しい状況に立っていること。
自らの将来不安であること。
政治の力は大きいこと。
そして、日本の将来は「このままでは」悲惨なものであること。


この状況を打破するための手段の一つとして投票だ!!
投票すれば必ず良くなるのか?解決策が出てくるのか?
もちろんそんなことはない。
でも、なにも言わないことよりは遥かによい!!


ivoteの活動を行ってきて、初めてうれしくなる数値をみた!

日本の若者は「草食系だ」「おとなしい」だと?
この数値を見てどうしてそんなことが言えるんだろ?

もう1回。
全体の投票率は下がったのに、20~24歳の投票率は上がった!
こんな劇的なことはない!


おれも頑張る!
同世代の仲間も頑張る!
そして全世代へと波及する。
日本の将来はだめだなんて、次の世代には言いたくない


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